【考察】スターアライアンスラウンジは日本に再上陸するか|羽田第3ターミナルが本命と考える理由

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    【考察】スターアライアンスラウンジは日本に再上陸するか|羽田第3ターミナルが本命と考える理由

    スターアライアンスには、加盟航空会社が個別に運営するラウンジとは別に、「スターアライアンス」のブランドを掲げた専用ラウンジがあります。

    しかし、2026年7月現在、日本国内にスターアライアンスラウンジはありません。

    今後、羽田空港や成田空港にスターアライアンスラウンジが開設される可能性はあるのでしょうか。

    結論から言うと、成田空港に開設される可能性は低いと見ています。

    一方、羽田空港では、ANA国際線の第2ターミナルへのシフトとターミナル再編が進んだ場合、第3ターミナルにスターアライアンスラウンジが設けられる可能性はゼロではありません。

    ポイントになるのは、ANA国際線が今後どこまで第2ターミナルへ移るのか。そして、第3ターミナルを利用するANA以外のスターアライアンス加盟航空会社のラウンジ需要を、どのように受け止めるのかです。

    目次

    スターアライアンスブランドのラウンジは現在、日本にない

    スターアライアンスには、加盟航空会社や契約会社が運営するラウンジとは別に、スターアライアンスのブランドを掲げた専用ラウンジがあります。

    2026年7月現在、スターアライアンス公式では、アムステルダム、ブエノスアイレス、広州、ロサンゼルス、パリ、リオデジャネイロのラウンジが案内されています。

    日本国内にはANAをはじめとする加盟航空会社のラウンジがありますが、「スターアライアンスラウンジ」というブランドの専用施設はありません。

    ただし、過去には中部国際空港スターアライアンスラウンジが存在しました。同ラウンジは2021年に閉鎖され、2023年には中部国際空港の国際線出発制限エリアに日本初となるプラザ・プレミアム・ラウンジが開業しています。

    したがって、今後スターアライアンスラウンジが日本に開設されれば、「初上陸」ではなく「再上陸」となります。

    結論|日本再上陸なら羽田第3ターミナルが本命

    日本にスターアライアンスラウンジが復活するとすれば、最も可能性があるのは羽田空港第3ターミナルだと考えます。

    一見すると、ANAが国際線を運航する第2ターミナルの方が有力に見えるかもしれません。

    しかし、第2ターミナルにはすでに大規模なANA LOUNGEとANA SUITE LOUNGEがあります。

    ANAが自社便のプレミアムクラス利用者や上級会員を受け入れるために、同じターミナルへスターアライアンスブランドのラウンジを追加する必要性は高くありません。

    一方、ANA国際線の第2ターミナルへのシフトがさらに進んだ場合、第3ターミナルにはANA以外のスターアライアンス加盟航空会社が残る可能性があります。

    その利用者を受け入れる共通ラウンジが必要になれば、第3ターミナルにスターアライアンスラウンジを設ける合理性が生まれます。

    羽田空港で再上陸の可能性が出てくる理由

    ANA国際線の第2ターミナル利用が拡大している

    スターアライアンスラウンジ再上陸-羽田T3が有力な理由①|ANA国際線の「T2シフト」

    ANAは、羽田空港第2ターミナルでの国際線運用を段階的に拡大してきました。

    2024年3月31日には、第2ターミナルから出発するANA国際線が16便から26便へ増加。ニューヨーク、ソウル、バンコクなどの路線も第2ターミナル発となりました。

    さらに2025年3月には、第2ターミナル本館と北側サテライトが接続され、新たに50A・50B、51A・51B、52番の搭乗口が設けられました。

    66〜70番搭乗口も国際線専用となり、第2ターミナルから出発するANA国際線は34便へ拡大しています。

    これだけで将来的な集約が決まったとは言えませんが、ANAが第2ターミナルの国際線機能を強化していることは確かです。

    第2ターミナルの拡張と再編が続いている

    国土交通省の資料では、第2ターミナル北側サテライトの延伸が2027年春に予定されています。

    また、第1・第2ターミナルやサテライトビルを接続し、国内線と国際線の乗り継ぎ利便性を高める再編計画も示されています。

    ANAにとって、国内線から国際線への乗り継ぎは重要です。

    第2ターミナル内で国内線と国際線の乗り継ぎを完結しやすくなれば、ANA国際線を第2ターミナルへ寄せるメリットはさらに大きくなります。

    ただし、第1・第2ターミナル接続を含む再編全体には、現時点で明確な完成時期が示されていない計画もあります。

    そのため、「2030年代に必ず集約される」と断定するのではなく、中長期的な可能性として見るべきです。

    第3ターミナルにはANA以外の加盟航空会社が残る

    スターアライアンスラウンジ再上陸-男田T3が有力な理由②|T3に残る「他社便のラウンジ需要」

    現在、ANAが運航する羽田国際線は、第2ターミナルと第3ターミナルの両方を使用しています。

    一方、他航空会社が運航する国際線やコードシェア便については、路線にかかわらず第3ターミナルを利用するとANAは案内しています。

    仮にANA運航便の第2ターミナルへのシフトが進んでも、ANA以外のスターアライアンス加盟航空会社は第3ターミナルを利用し続ける可能性があります。

    その場合、第3ターミナルではANA便の利用者が減る一方で、加盟他社のビジネスクラス利用者やスターアライアンスゴールド会員を受け入れるラウンジが引き続き必要です。

    既存のANAラウンジが維持されるのか、あるいは閉鎖されてスターアライアンスブランドのラウンジなどへ転換するのか。

    このラウンジ運用の見直しが日本再上陸の分岐点になると考えます。

    羽田第3ターミナルに開設されるシナリオ

    羽田第3ターミナルにスターアライアンスラウンジが開設されるシナリオは、次のようなものです。

    まず、ANA国際線の第2ターミナル利用がさらに拡大し、第3ターミナルを発着するANA便が減少します。

    ANAとしては、第2ターミナルのANA LOUNGEを中心にサービスを提供する方が効率的になるため、第3ターミナルのANAラウンジを現在と同じ規模で維持する合理性が低下します。

    一方で、第3ターミナルにはANA以外のスターアライアンス加盟航空会社が残り、プレミアムクラス利用者や上級会員向けのラウンジ需要は残ります。

    そこで、複数の加盟航空会社が共通して利用できるスターアライアンスラウンジへ運用を切り替える、または新たにラウンジを設置する余地が生まれます。

    これは現時点で公式に示された計画ではありません。

    ただし、「ANA便は第2ターミナル」「加盟他社は第3ターミナル」という役割分担が明確になれば、スターアライアンスラウンジを第3ターミナルに置く考え方には一定の合理性があります。

    ただし、短期的な開設は考えにくい

    スターアライアンスラウンジが、近いうちに羽田空港へ開設される可能性は高くありません。

    現在もANAは第2ターミナルと第3ターミナルの両方で国際線を運航しており、第3ターミナルのANAラウンジを維持する理由があります。

    また、羽田空港のターミナル拡張と再編は段階的に進められています。

    2027年春の北側サテライト延伸は予定されていますが、その後のターミナル運用やANA便の配置について、最終的な方針が発表されているわけではありません。

    スターアライアンス、ANA、羽田空港のいずれからも、日本でスターアライアンスラウンジを開設するという公式発表は出ていません。

    したがって、今回の考察は数年以内の開設予想ではなく、羽田空港の再編後に起こり得る中長期的なシナリオとして捉えるのが適切です。

    成田空港にスターアライアンスラウンジができる可能性は低い

    スターアライアンスラウンジ再上陸-成田の可能性が低い理由:すでに「受け皿」が充実

    成田空港については、スターアライアンスラウンジが開設される可能性は低いと見ています。

    成田空港第1ターミナルには、ANA LOUNGE、United Club、TURKISH AIRLINES LOUNGEなど、スターアライアンス加盟航空会社のラウンジがすでに複数あります。

    既存ラウンジによって、ビジネスクラス利用者やスターアライアンスゴールド会員の受け皿が用意されているため、さらにスターアライアンスブランドのラウンジを追加する必要性は高くありません。

    成田では加盟航空会社ごとのラウンジ運用がすでに成立しています。

    新しい共通ラウンジを追加するよりも、既存施設を活用する方が合理的です。

    そのため、成田に新設されるシナリオよりも、ANA国際線の配置変更に伴って羽田第3ターミナルのラウンジ運用が見直されるシナリオの方が、現時点では現実味があります。

    スターアライアンスラウンジが羽田にできる条件

    羽田空港にスターアライアンスラウンジが開設されるには、少なくとも次の3つが条件になります。

    • ANA国際線の第2ターミナルへのシフトがさらに進むこと
    • 第3ターミナルにANA以外のスターアライアンス加盟航空会社が残ること
    • ANAラウンジや契約ラウンジより、共通ラウンジを運営する合理性が高まること

    ANA便が第3ターミナルにも多く残るのであれば、既存のANAラウンジを維持する方が自然です。

    また、加盟航空会社が個別の契約ラウンジで利用者を受け入れられるのであれば、新しいラウンジを設置する必要はありません。

    この3つの条件が重なったとき、初めてスターアライアンスラウンジの日本再上陸が現実的な選択肢になります。

    まとめ|スターアライアンスラウンジの日本再上陸は羽田再編次第

    スターアライアンスラウンジ再上陸-まとめ|日本再上陸は「羽田のターミナル再編次第」

    2026年7月現在、日本国内にスターアライアンスブランドの専用ラウンジはありません。

    成田空港にはANA LOUNGE、United Club、TURKISH AIRLINES LOUNGEなど、加盟航空会社のラウンジがすでに複数あります。

    そのため、新たにスターアライアンスラウンジを設ける可能性は低いと見ています。

    一方、羽田空港では第2ターミナルの拡張が進み、ANA国際線の運用も段階的に拡大しています。

    将来的にANA国際線の第2ターミナルへのシフトがさらに進み、第3ターミナルにANA以外のスターアライアンス加盟航空会社が残るのであれば、共通ラウンジの需要が生まれる可能性があります。

    その受け皿として考えられるのが、羽田第3ターミナルのスターアライアンスラウンジです。

    もちろん、現時点で開設計画は発表されておらず、短期的に実現する話ではありません。

    それでも、羽田空港のターミナル再編とANA国際線の動きを考えると、日本再上陸があるなら羽田第3ターミナルが本命です。

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