今回は、2026年5月に韓国の航空会社、アシアナ航空のエコノミークラスを利用して、成田発・仁川行きでソウルまで移動したときの搭乗記です。
アシアナ航空は大韓航空との統合が進んでおり、2026年12月に大韓航空に統一される予定と報じられています。
すでに大韓航空はアシアナ航空の買収を完了しており、アシアナ航空ブランドとして乗れる機会は限られてきています。
そのため今回は、「乗れるうちにアシアナ航空へ乗っておきたい」という気持ちもあり、最初で最後になるかもしれないアシアナ航空の搭乗に行ってきました。

「アシアナ航空-A330-300」
今回の発券の経緯|ソウル発券を始めるためにANAマイルで発券
今回のソウル行きは、単なる韓国旅行ではありません。
すでに復路側では、ANAのソウル発券で金浦空港発の航空券を持っていました。
つまり、ソウル発券をスタートさせるために、日本から韓国まで移動する必要がありました。
海外発券をする人にはおなじみですが、現地発券を始めるには、その出発地まで別のチケットで移動しなければなりません。
日本からソウルへ行く方法としては、LCCを使って安く移動する方法もありますし、少し変化球であれば船で釜山に入り、そこからソウルへ向かうようなルートもあります。
今回はANAマイルを使い、提携航空会社特典航空券でアシアナ航空を発券しました。
ANAの提携航空会社特典航空券は、2025年6月24日以降の予約・発券分から片道利用が可能になり、東京からソウルまでの必要マイル数はエコノミークラスで片道7,500マイルからと案内されています。
ソウル行きの特典航空券は、羽田発だと枠がかなり限られます。
ANA便もアシアナ航空便も、都合の良い時間帯はなかなか空きません。
一方、成田発であれば、アシアナ航空やエチオピア航空という選択肢が出てきます。
当初、成田午後4時発のアシアナ航空、A321運航便のエコノミークラスを発券していました。
同じくまだ乗ったことが無かったエチオピア航空の成田発ソウル行きも候補になりましたが、2026年12月の統合による終了が近づいていたので、今回はアシアナ航空を選びました。
エチオピア航空も面白い選択肢ですが、また別のタイミングで乗れればと思います。
ただ、発券から1か月ほど経って空席を見直したところ、お昼12時50分に出発するA380運航便の特典航空券が出ていました。
せっかくならA380の2階席に乗りたいと思い、発券し直すことにしました。
2階席の窓側を指定し、かなり楽しみにしていました。
成田空港でチェックイン|A380からA330へ機材変更
成田空港では、アシアナ航空のチェックインカウンターで手続きを行いました。

「アシアナ航空のチェックインカウンター(チェックイン開始前)」
カウンターには複数名のグラウンドスタッフが出ており、担当してくれた方は韓国人の方でしたが、日本語はかなり流暢でした。
ここでまさかの通告がありました。楽しみにしていたA380ではなく、機材がA330に変更されていたのです。
2階席の窓側を指定していただけに、これは少し残念でした。
機材変更の関係で座席番号も変わりましたが、エコノミーの中でも前方の席にアサインされました。
ステータスの力かは分かりませんが、前方であれば降りる際に早く降りれるので悪くはありません。
チェックイン自体はスムーズで、日本語対応も問題ありませんでした。
成田空港ではターキッシュエアラインズラウンジへ
チェックイン後は、成田空港第1ターミナルのターキッシュエアラインズラウンジへ向かいました。
成田空港にはスターアライアンス系のラウンジとして、ANAラウンジ、ユナイテッドクラブ、そしてターキッシュエアラインズラウンジがあります。
ターキッシュエアラインズラウンジは2025年2月に成田空港第1ターミナルに開設されたラウンジです。
このラウンジは以前から気になっていましたが、なかなかタイミングが合わず、今回が初訪問でした。

ターキッシュエアラインズの成田発便が午前中に出発した後だったこともあり、ラウンジ内はそこまで混雑していませんでした。
印象的だったのは、ワークスペースが使いやすかったことです。飛行機を眺めながらパソコンで作業できる席があり、搭乗前に少し仕事をするにはかなり良い環境でした。

もちろん食事も用意されており、今回は軽くつまむ程度にしました。特にトルコ風のビザ、ピデは美味しかったです。
クセもなくて日本人にも食べやすい味付けで、どんどん食べたくなりましたが、機内食もあるので控えめにしておきました。


食べ物のラインナップはANAラウンジとは異なり、トルコらしさを感じられるメニューが多数あるのも魅力です。
また、今回の搭乗口がターキッシュエアラインズラウンジに比較的近かったため、ラウンジから搭乗口までの移動もスムーズでした。
これは地味に大きなメリットでした。
ちなみに、午前に出発したターキッシュ便は、このラウンジに一番近い搭乗口から出発していました。
やはり自社の搭乗客には優遇するというスタンスでしょう。
アシアナ航空A330エコノミークラス搭乗記
シートは可もなく不可もなく
今回の成田発仁川行きは、機材変更によりA330での運航でした。
座席の座り心地は、可もなく不可もなくという印象です。

短距離国際線のエコノミークラスとしては十分ですが、特別に広い、特別に快適というわけではありません。
東京からソウルまでは2時間前後のフライトなので、この距離であれば大きな不満はありませんでした。
機内エンターテイメントはやや弱い
一方で、機内エンターテイメントには少し苦戦しました。
タッチパネル式のようでしたが反応が悪く、思うように操作できませんでした。
短距離路線なので大きな問題ではありませんが、機内でしっかり映画やドラマを楽しみたい人には少し物足りないかもしれません。
機内で快適に過ごしたいなら、あらかじめスマホやタブレットに動画や音楽を入れておく方が安心です。
機内食はビビンバ|短距離でも韓国らしさがある
機内食はビビンバでした。

派手さはありませんが、素朴で美味しかったです。短距離のエコノミークラス機内食としては十分満足できます。
韓国の航空会社らしさもあり、「アシアナ航空に乗っている」感覚を味わえるのは良いところです。
ただし、ボリュームはそこまで多くありません。
男性やしっかり食べたい人には、少し物足りない可能性があります。
成田空港のラウンジや空港内で軽く食べておくとちょうど良いと思います。
フライト時間は約2時間。東京から沖縄までが2時間から2時間40分程度なので、感覚としては国内線の長めのフライトとそこまで変わりません。
食事をして少し休んでいると、あっという間に着陸態勢に入りました。
仁川空港到着|SES登録で入国はスムーズ
仁川空港はかなり歩く
ソウル・仁川空港に到着してまず感じたのは、やはり空港の大きさです。
アジア最大級のハブ空港と言われるだけのことがあります。
その大きさもあってか、搭乗口から入国審査方面までかなり歩きます。
感覚としては、羽田空港第2ターミナルの遠い搭乗口に当たったときに近いです。
最近の羽田の国内線でも、ANAで遠いゲートになるとかなり歩くことがありますが、仁川空港もそれに匹敵するくらい歩く印象でした。
動く歩道を歩いてようやく着いたか、と思いきやまだまだ先という感じでした。
ただ、動線はわかりやすく、案内表示も多いため、迷う感じはありませんでした。
SES登録は数分で完了
入国時には、韓国の自動出入国審査システムであるSESの登録も行いました。
SESとは、自動出入国審査システムのことで、指紋と顔写真の登録を行えば、自動ゲートを通過して入国することができます。
何か難しい手続きもなく、特に審査官から質問されることもありませんでした。
登録カウンターはほとんど並んでおらず、数分で完了しました。
その後の入国もスムーズで、15時10分ごろに到着し、15時38分には入国を終えていました。
時間帯が良かったこともあると思いますが、かなりスムーズな入国でした。
入国審査で長時間並ぶ空港もある中で、この早さは非常にありがたいです。
ソウルへ何度も行く機会がある人は、特にSESの登録を行なっておく価値があると感じました。
アシアナ航空エコノミークラス総合評価
今回のアシアナ航空エコノミークラスを、筆者の体感で評価すると以下の通りです。
| 項目 | 評価 |
| シート | 3.0 |
| ラウンジ | 4.5 |
| 機内食 | 4.0 |
| 機内エンターテイメント | 2.0 |
| サービス | 5.0 |
| 合計 | 18.5 |
シートは可もなく不可もなくです。短距離路線なので大きな不満はありませんが、特別感があるわけではありません。
ラウンジはかなり良かったです。ただし、これはアシアナ航空そのもののラウンジ評価というより、今回成田で利用したターキッシュエアラインズラウンジを含めた体感です。
スターアライアンスゴールドなどのステータスでラウンジを使える人にとっては、成田発アシアナ航空は出発前の満足度が高くなります。
機内食はビビンバが美味しく、短距離エコノミーとしては好印象でした。
ボリュームは控えめですが、韓国らしさを感じられました。
機内エンターテイメントは弱めです。タッチパネルの反応が悪く、あまり使いやすいとは言えませんでした。
ここは機材によって印象が変わる可能性がありますが、今回のA330では期待しすぎない方がよいと感じました。
サービスは良かったです。チェックインでは日本語の対応があり、機内にも日本人のCAがいました。
日本人利用者にとって、言語面での不安が少ない外資系エアラインだと思います。
アシアナ航空は日本各地から乗れるが、残された時間は限られる
アシアナ航空は、羽田・成田だけでなく、日本各地から韓国路線を運航してきました。
沖縄や仙台などの地方空港からもアシアナ航空で韓国へ向うことができました。
ただ、大韓航空との統合が進む中で、アシアナ航空というブランドで乗れる時間は限られてきています。
統合後に路線そのものがどう変わるのか、空いた発着枠にどの航空会社が入るのかは今後も注目したいところです。
まとめ|アシアナ航空ブランド終了前に一度乗っておく価値はある
今回、成田発仁川行きでアシアナ航空のエコノミークラスに搭乗しました。
本来はA380の2階席を楽しみにしていましたが、実際にはA330へ機材変更となりました。
この点は少し残念でしたが、チェックインの対応から機内サービス、ビビンバの機内食など、全体としては好印象でした。
特に、日本語対応がしっかりしていた点は安心感があります。外資系航空会社でありながら、日本人にも利用しやすいエアラインだと感じました。
成田発であれば、ANAマイルを使った提携航空会社の特典航空券でもアシアナ航空を狙える可能性があります。
羽田発よりも選択肢が出やすいこともあるため、ソウル発券や韓国旅行の前後に組み込むには悪くありません。
アシアナ航空というブランドで乗れる時間は、もう長くはありません。
まだ乗ったことがない人は、ソウル旅行やソウル発券の前後などで、最後に一度乗っておく価値はあると思います。











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