最近、SNSで「ハネムーンは50万円もする有償の航空券よりもマイルで行った方がお得」という議論が話題になりました。
確かに昨今、
- 円安
- 燃油サーチャージ高騰
- 国際線運賃の上昇
により、日本発の航空券は高額になっています。
そのため、「マイルで特典航空券を取れば安く済む」という考え方は、一見とても合理的に見えます。
しかし結論から言えば、ハネムーンのプランにもよりますが、必ずしも特典航空券に固執しないのが賢明です。
ケーススタディ|2026年お盆にハワイへ行く場合
有償航空券で行く場合の費用
例えば、2人で2026年8月のお盆の時期に東京・成田からハワイ・ホノルルにANAのエコノミークラスで行く場合でシミュレーションしていきます。
まず、有償の場合、2026年8月9日に東京・成田を出発し、8月17日にホノルル出発する場合、料金は以下の通りです。

※2026年2月16日時点での運賃です。
2人で501,160円、約50万円です。
夏休みで、なおかつお盆と一番需要が集中する時期であるため航空券も高額になっています。
ちなみに、時期をずらして2026年10月・11月であれば2人合わせて26万円前後です。
特典航空券で行く場合の現実
一方、特典航空券の場合を見ていきます。
有償の場合と同じ日程で、行きは8月9日、帰りは8月17日で空きを見ていきますと、残念ながらありませんでした。


その後もお盆の前後(8月9日〜8月17日周辺)で行き(成田発)のチケットを探しましたが、2月16日時点では全席種で空席待ちとなっていました。
そして、日程を上手く組み合わせ、ようやく行きは8月26日、帰りは9月6日で見つかりました。

ただし、この場合ですと日本時間で9月7日(月)と平日到着であり、会社員なら1週間以上の有給取得が必要になります。
さらに、8万マイルだけではなく別途手数料で114,780円がかかります。
「無料」ではありません。
特典航空券は本当に「お得」なのか
実際に私自身も特典航空券を調べて感じましたが、特典航空券の空きを見つけるのに時間を要しました。
夏休みの繁忙期ですと、自分のプランにマッチした特典航空券を見つけるのはハードルが高くなります。
私としては、マイルはあくまで海外に行くための1つの手段に過ぎないと考えています。
「マイルでお得にする」ということばかりに固執すると、かえって自身にとってストレスフルだったりします。
なので、自身のプランに特典航空券の利用がマッチしないのであれば無理に使うのではなく、別の場面で利用するのが得策です。
ハネムーンという特別な旅において、マイルに振り回されてしまっては本末転倒です。
有償航空券で得られる“副産物”とは
先ほどの例として挙げたハワイに2人でハネムーンに行くケースで、仮に約50万円でホノルル行きのチケットを買った場合、マイルはそれなりに貯めることができます。
「ANA VISA 一般カード」で決済した場合、決済と飛行機への搭乗の両方でマイルを獲得することができます。
実際に今回のケース(前述の有償航空券の場合)で貯まるマイル数は以下の通りです。
| 決済額(代金) | 501,160円 |
| 決済によるマイル | 5,011マイル |
| 搭乗によるマイル(2人分) | 10,110マイル |
| 合計マイル | 15,121マイル |
※ANA VISA 一般カードにて2倍コースを利用した場合(100円=1マイル換算)。予約クラスは東京発はQ(70%)、ホノルル発はW(50%)。
搭乗の際のマイルは基本的に搭乗者本人に付与されますが、家族であれば貯まったマイルを合算して利用することができます。
1.5万マイルですと海外旅行は難しいですが、減額マイルなどのキャンペーンを利用して国内の1泊2日旅行も可能です。
また、クレジットカードの入会キャンペーンを上手く利用すれば、大量のマイルの獲得を狙えるのでもう1回ハネムーンに行くチャンスが出てきます。
まとめ|ハネムーンでマイルに固執する必要はない
ハネムーンは多くの場合、日程が限られた旅行です。
50万円という金額は決して安くありませんが、希望の日程・便で確実に出発できるという価値もあります。
特典航空券がうまくハマるなら活用すればいいですが、無理に合わせる必要はありません。
マイルは、次の旅で活かせばいいのです。











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