MENU

    【考察】ANAの新規就航路線予想|2026年以降に開設されそうな国際線

    当サイトの記事には広告が含まれます
    【考察】ANAの新規就航路線予想2026年以降に開設されそうな国際線

    ※本記事は、ANAの公開情報や業界動向をもとにした筆者個人の考察・予想です。
    ※2025年12月16日時点の情報をもとに執筆しています。
    ※正式な就航情報については、ANA公式サイトをご確認ください。

    今回は、ANA(全日空)の新しく就航する路線の未来予測を行っていきます。ANAの新規就航路線として、2024年から25年にかけて羽田-ミラノ、羽田-ストックホルム、羽田-イスタンブールの運行が開始しました。

    既に、皆様の中にも新路線をEnjoy!された方もいらっしゃることでしょう。(ちなみに私は未だです汗)

    また、2025年にANAは2030年度の国際線の運航規模は23年度比で1.5倍にする計画があることを公表しています。

    ※参考
    「ANAHD、新型77機を2兆円超で発注 国際線を1.5倍に(日本経済新聞:2025年2月25日)」
    https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC2552L0V20C25A2000000

    直近で開設された3路線以外にも新たな路線が誕生しそうな匂いがプンプンします。きっと良い匂いでしょう。では、実際、近い将来にANAがどこの路線を開設する可能性があるのか、顧客の需要や各国の空港の状況を踏まえて予想していきます。

    羽田空港第2ターミナル(国際線)

    「羽田空港第2ターミナル(国際線)(2025年5月撮影)」-国際線の路線が増えればここもさらに賑わうか?

    目次

    ANAが新規就航しそうな国際線① 成田-マニラ(ブラカン)

    マニラ周辺に建設中の「第3の国際空港・ブラカン」

    一発目は、成田-マニラ・ブラカンです。マニラはフィリピンの首都ですが、「ブラカン」と聞いて多くの人が『???』となったかもしれません。現在、フィリピンのマニラ周辺には2つの空港があります。

    最もポピュラーなのがニノイ・アキノ国際空港で、ANAやJALなどから日本からの直行便が運行されています。もう一つはクラーク国際空港でニノイ・アキノ国際空港からは車で1.5時間から2時間くらい行った所にある空港です。

    実は、マニラ周辺ではその2つの空港とは別に第3の空港の建設が進められています。それが「ブラカン」です。呼び方としては、ブラカン国際空港の予定ですが新しくマニラ周辺に空港ができることから新マニラ国際空港とも言われています。

    ブラカンは、マニラの中心のエリアから北に位置するフィリピンの州の1つで、首都マニラのベッドタウン的な役割を果たしています。マニラの中心部からブラカンまで車では1時間程度で移動できます。

    また、フィリピンアリーナ(Philippine Arena)という5.5万人を収容可能な巨大なアリーナが名物です。日本が誇る巨大箱物のさいたまスーパーアリーナでもMAX3.7万人なことからも、フィリピンアリーナがさらに大きな施設であることが窺い知ることができます。

    ニノイ・アキノ国際空港の処理能力と分散の必要性

    今回、ブラカンに新しい空港が建設されている背景には、ニノイ・アキノ国際空港の処理能力の限界という問題があります。実際に、多くの客が来るあまり、空港施設で混雑が発生し、それが運行便の遅延にも繋がっています。

    私も2024年6月に利用した際には、入国時も出国時も混雑していました。さらには帰りの便も空港内の混雑を理由に30分以上遅延しました。

    マニラ・ニノイアキノ国際空港:ANAチェックイン

    「マニラ-ニノイ・アキノ国際空港:ANAチェックインの列(2024年6月撮影)」-エコノミークラスで長い列ができていました

    混雑の解消に向けては、ニノイ・アキノ国際空港でも国内線向けの第5ターミナルの建設が行われるなど、何とか対応できる人数を増やそうとしています。新空港の誕生によりニノイ・アキノ国際空港との旅客の分散が期待でき、定時運行率の向上にも繋がるかもしれません。

    ブラカン国際空港では4本の滑走路が整備されることからも、航空機の離発着もスムーズに行えそうです。

    今回のブラカンにできる新しい空港、ブラカン国際空港の周辺では空港建設に伴い開発が進んでいます。フィリピンの財閥、SMC(サン・ミゲル)グループが開発を主導しています。住宅地や商業地区、工業団地などを含む空港都市を開発していく予定となっていることからも、恐らく空港の周辺にはホテルやショッピングモールなども新しくできることかと思います。

    また、新たな鉄道も整備され、Metro Rail Transit Line(MRT)のMRT-7によりマニラ市内からブラカン国際空港までアクセスが可能になる見込みです。MRT-7は2026年に一部開業し、最終的には新空港まで延伸される予定です。現時点では、マニラからブラカンまで行く際には基本的にバスでの移動になります。電車ができれば劇的にアクセスしやすいかと思います。

    気になる新空港の開業がいつになるかについてです。過去には、2026年説や2027年説もありましたが、2028年3月までずれ込む見込みです。どんどん後ろ倒しになっているのでまた変更になるかもしれませんが、新空港ができればフィリピン全体の雰囲気もまた変わるかもしれません。

    ※参考
    「新マニラ空港の開港28年に(NNA:2024年8月28日)」
    https://www.nna.jp/news/2698394

    ANAがブラカン路線を開設する可能性はあるのか

    では、肝心の新規就航しそうな路線について、現状(2025年12月)としてANAではフィリピンへは羽田-マニラ(ニノイ・アキノ国際空港)、成田-マニラ(ニノイ・アキノ国際空港)の合計2路線を毎日運航しています。

    マニラ以外の路線は開設されておらず、フィリピン航空を筆頭にコードシェアを行なっています。留学やリゾート地として有名なセブへは、ANAでは飛ばさず、フィリピン航空とコードシェアを行っています。また、スターアライアンスのユナイテッド航空は以遠権を活用して成田-セブ便を飛ばしています。

    他にも、ANAは関空などを発着するマニラ便やフィリピンの国内線に関してフィリピン航空とコードシェアを行なっています。

    今回、新しくできるブラカン国際空港に関しては、条件が整えばANAが就航する可能性は大いにあると見ています。ブラカンからマニラ市内、あるいは日本人駐在員が多く居住するBGC(Bonifacio Global City)へのアクセスが可能な電車などが整備されれば、利用者を見込めて路線開設の可能性が出てきます。

    現時点では、前述でもお伝えした通り、ブラカン方面からマニラ市内へのアクセスはバスのみなので不便です。しかし、新空港からマニラ市内へ電車で1時間以内になれば、利用者もまた新しいブラカンの空港をチョイスすることでしょう。

    日本-フィリピンの路線自体、ANAに限らずJAL、フィリピン航空、そしてLCCでもセブパシフィック航空、ジェットスター、エアアジアなどと複数の会社で運航しており競合必須です。そのため、新しくブラカン路線を増やすというよりかは、これまでの成田-マニラ(ニノイ・アキノ国際空港)を成田-ブラカンに置き換えるのが妥当だと思われます。

    新規路線を開設し、路線を増やすより置き換えるという戦略が取られると思います。また、機材のやりくりや人員の確保が間に合わなければ、恐らく今後東京-ブラカン路線も就航するであろうフィリピン航空とのコードシェアだけになるかもしれません。

    ANAが新規就航しそうな路線②:羽田-チューリッヒ

    高所得国スイスの特徴

    次は、スイスのチューリッヒです。スイスという国は人口900万人と決して人口の多い国ではありません。しかし、1人辺りの名目GDPが約10.4万USD(約1,500万円)で世界3位です。

    対して、日本は約3.2万USD(約470万円)です。いかにスイスの人が多くの儲けを生み出しているかを感じていただけたかと思います。

    スイスには、長年にわたって富裕層を対象としたビジネスが存在しているということがGDPの高さに影響しています。

    例えば、世界三大時計のパテックフィリップ、オーデマピゲ、ヴァシュロン・コンスタンタンのいずれもスイス生まれです。さら、歴史のある金融機関も複数存在し、世界中の富裕層の方々がこぞってスイスの銀行で口座開設し、資産を管理・運用していきます。

    他にも、スイスは、マッターホルンなどのアルプス山脈や山岳鉄道を観光資源として積極的に活用し、観光立国としての地位も確立しています。

    スイス・マッターホルン

    「スイス・マッターホルン」

    日本とスイスの関わりと言えば、多くの人は「アルプスの少女ハイジ」というアニメを思い浮かべるかと思います。舞台はまさにスイスです。それ以外には、箱根の山道を駆け抜ける箱根登山鉄道もまた、スイスの登山鉄道を参考にして作られました。実際に、箱根登山鉄道はスイスのレーティッシュ鉄道と姉妹鉄道提携しています。

    日本-スイス間の直行便の現状

    さて、エアラインとしては、現在日本とスイスの間では、スイスインターナショナルエアラインズによって成田-チューリッヒの便が週5で運航されています。先日2025年11月には、2026年3月~5月、10月の期間は増便するという発表もありました。

    スイスインターナショナルエアラインズはANAと同じスターアライアランスであり、なおかつルフトハンザグループの傘下にあります。

    日本とスイスを結ぶ直行便はこの便のみでANAのコードシェア便としても運航されています。本便の詳細な搭乗率は不明ですが、スイス航空全体の搭乗率は2023年に約84%でした。

    過去には、2020年には成田-チューリッヒ路線の機材をエアバスA340-300(座席:215)からボーイング777-300ER(座席:320)に変更しています。それ以外に、日本路線として関空-チューリッヒを2020年3月より運航していました。しかし、コロナ禍によって同線は運休となりました。その後も再開の話がありましたが、結局再開には至っていません。

    つい先日発表があった増便のニュース、機材の巨大化や関空への就航を行っていたという事実からも、スイスと日本を結ぶ路線では一定数の集客を見込める余地はあるかもしれません。

    次に、スイス人の日本への渡航者数を見ていきます。日本政府観光局(JNTO)が出している訪日外国人に関する統計では、スイス人の訪日はコロナ前の2019年は約5.3万人、2024年には約7.2万人と増加しています。同じ欧州では2024年にイギリス人が約43万人、ドイツ人が約32万人なのでスイス人の渡航の規模でいえばそこまで多いとは言えません。

    ANAがチューリッヒに就航する現実的な可能性

    総合的に見れば、ANAがスイスに就航することで面白い面もあるかもしれません。あのハイジのアニメで見た光景をリアルで見に行こうとする日本人の観光も日系エアラインの就航によって見込めるかと思います。しかし、観光以外で日本人のスイス渡航ないし、スイスを経由した乗り継ぎがあるかと言われたら微妙です。

    ビジネス目的や欧州での乗り継ぎという点では、隣国のドイツ・フランクフルトの需要が圧倒的です。対して、スイス人の自体の訪日は増加する可能性はゼロではありませんが、そもそもの人口は多くありません。

    「ANAが新規就航しそうな路線」と謳っておきながら、就航の可能性を1つ1つ紐解いていくと結局厳しい面が浮き彫りになりました。

    ただ、ANAとスイスインターナショナルエアラインズでアライアンスが同じのため、運航や上級会員システムの面ではやりくりしやすいかと思います。もし、就航があるとすれば、毎日というよりかは、最近新規就航したストックホルムやミラノなどのように週3程度妥当かもしれません。

    まとめ|ANAの新規就航路線は「需要と効率」がカギ

    今回は、ANAの2026年以降に新規開設されるかもしれない国際線について考察していきました。個人的にも日本から海外の各国へ就航地が増えれば、その分楽しみが増えて良いと思っています。

    仮に、今回取り上げたブラカンやチューリッヒにはANA便でも行ってみたい場所です。

    しかし、現実的には収益的な面でどこまで確保できるかが大きなカギです。仮に、新規就航をお試しで始めるにしても現地に人員を配置するコストが発生するのでやたらめたら路線拡大は難しいことでしょう。

    今後、ANA、JALなど日系各社が新たな国への就航が増えて、日本人が海外各地にどんどん出ていくようになっていく、そんな未来に期待したいです。

    ※あくまで筆者個人の考察・予想です。正式な就航情報については、ANA公式サイトをご確認ください。

    参考資料
    https://www.nna.jp/news/2532411
    https://www.nna.jp/news/2729392
    https://www.travelandtourworld.com/news/article/philippines-positioned-for-long-term-economic-growth-and-enhanced-global-connectivity-through-the-strategic-development-of-new-manila-international-airport/
    https://www.jetro.go.jp/biznews/2019/09/481acc2c5e2245eb.html
    https://report.lufthansagroup.com/2023/annual-report/en/combined-management-report/business-segments/passenger-airlines-business-segment/swiss
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%82%B9_%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%8A%E3%83%AB_%E3%82%A8%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BA
    日本政府観光局(JNTO)
    https://www.jnto.go.jp/statistics/data/_files/20250820_1615-4.pdf
    資料: GLOBAL NOTE 出典: 国連
    https://www.globalnote.jp/p-data-g/?dno=8870&post_no=1339
    https://www.kankokeizai.com/2511041400tcy

    Kota@Special Traveler
    本サイト運営者
    スモールビジネスオーナー兼トラベラー。大学在学中に起業し、これまで複数の事業(インフルエンサー企画・コンサルティングなど)を展開。現在は別途、地方の魅力を世界に伝えるインバウンド向け英語メディアを運営しながら、自身の旅の経験と考察を「Special Traveler」で発信している。

    好きな機材はANAのB787。
    【考察】ANAの新規就航路線予想2026年以降に開設されそうな国際線

    この記事が気に入ったら
    フォローしてね!

    よかったらシェアしてね!
    • URLをコピーしました!

    コメント

    コメントする


    上の計算式の答えを入力してください

    目次